宮島昌之(石川県)
建て替えられた南口駅舎。傾斜した大屋根と明かり取りを兼ねた全面ガラス張りが印象的。
‘12.4.21 北陸本線 野々市
改札口付近の様子。写真向かって左手の待合室の奥には、寄贈された蒸気機関車の動輪を描いた大きな絵画が展示されている。
‘12.4.21 北陸本線 野々市
石川県野々市市の玄関口JR野々市駅で、北陸新幹線支障移転に伴ない同駅南口駅舎の建て替え工事が進められていたが、このたび完成を迎え、2012年4月21日(土)始発より供用を開始した。同日の朝には駅前広場にて野々市市長らを招き、「竣工式」が執り行なわれている。新しい駅舎は地上駅鉄筋平屋建てで、地元報道によると毎年夏に同市で開催されるお祭り「野々市じょんからまつり」の踊り手が囲む櫓(やぐら)をモチーフにしたデザインとのこと。迫り出した屋根の軒先や待合室の壁など木目を活かした造りとなっていて、明かり取りを兼ねる入口側のガラスには、「野々市じょんからまつり」の踊り手をモチーフにしたマークが点々と描かれているほか、待合室の壁掛け時計には同市のマスコット兼コミュニティバスのキャラクター”のっティ”や、シャトルバスのキャラクター”のんキー”がデザインされているなど、所々に野々市市らしさを感じることができる。
なお、駅員は以前と同様に委託駅員が出札業務を行なっている。