宮島昌之(石川県)
茜色ラッピング列車”UFOのまち羽咋号”との交換が見られた。
‘11.7.23 七尾線 敷浪
7月23日(土)、プロ野球独立リーグのBCリーグ「石川ミリオンスターズ」VS「富山サンダーバーズ」の試合が石川県七尾市の七尾城山野球場で行われるのにあわせ、地元球団「石川ミリオンスターズ」を応援試合観戦するための団体臨時列車が、のと鉄道(株)主催、アサヒビール(株)他各社協賛で運転された。この列車は”M’s アサヒビアトレイン”という愛称が付けられ、昨年に続き穴水発七尾行き(のと鉄道七尾線経由)のほか、今年は「JR七尾線電化開業20周年記念事業」の一環として金沢発七尾行き(JR七尾線経由)が新たに設定され、それぞれ往復運転を行なった。
車内ではビールが飲み放題のほか、同球団オリジナル丼(M’sオリジナル能登丼)を食することができ、また七尾駅到着後は送迎バスで七尾城山野球場へ向かい、応援試合観戦するスケジュールとなっていた。
車輌は、穴水発がNT200形気動車の能登ふるさと博ラッピング列車”のとドン号”(NT212)、一方金沢発は475系A19編成(国鉄急行色)が使用された。
当初、球団やJR西日本金沢支社発表のプレスリリースでは、JR七尾線でお馴染みの415系3輌を使用する旨の記載があり、実際には車輌変更が行なわれた格好になるが、おそらく「ビアトレイン」という扱い上、座席にビールが入ったコップやおつまみなどを置くテーブルが無いと不便であることから、その点を配慮し話題性も含めて急遽475系A19編成に”白羽の矢”が立ったものと考えられる。
JR七尾線での団体臨時列車運転はあまり例が無く、また475系(それも国鉄急行色のA19編成)の七尾線入線も珍しいことから、まさに20周年記念事業に相応しい団体臨時列車となった。