三瓶嶺良(東京都)
レストアされたホジ3、DC92、2号機関車。
‘10.11.6 旧 頸城鉄道 百間町機関庫
新潟県の新黒井と浦川原の間を結んでいた旧頸城鉄道が廃止となってまもなく40年が経つ。2005年に旧百間町機関庫に当時の車輌が多数里帰りし、昨年にはDC92の動態化が完了、構内に約200メートル敷かれた線路を自走する姿が見られるようになったのは記憶に新しいところ。去る10月30日(土)には、上越市と旧機関庫と車輌の維持管理を行っているNPO法人「くびきのお宝のこす会」が中心となり、公開イベントが開催された。今回のイベントでは動態保存からさらに進化し、39年ぶりにホジ3やハ6が乗客を乗せて保存線を走行した。
また、11月7日(日)には「訪ねてみよう、懐かしの線路跡・駅舎跡!」と題した廃線跡めぐりが行われるなど、廃止40年、2号機関車誕生100年を来年に控え、旧頸城鉄道を使った地域活性化に向けた取り組みを進められている。写真は11月6日、地元ボランティアとレイル・ファン団体との交流イベントでのひとこま。