宮島昌之(石川県)
「クロスランドおやべミニ鉄道」の路線を大幅拡張して開催された。
‘10.9.19 クロスランドおやべ
富山ライトレール”ポートラム”の7色編成はミニ電車ならではの光景。
‘10.9.19 クロスランドおやべ
9月19日(日)および20日(月)の2日間、富山県小矢部市にあるランドマーク「クロスランドおやべ」で恒例の「ミニSLフェスタ in おやべ」が開催された。会場には全国各地からミニSLやミニ電車が集結、多くの家族連れが訪れそれぞれの車輌の乗り心地を楽しんでいた。イベントでは、常設の「クロスランドおやべミニ鉄道」で使用される600m「八の字」路線に加え、新たに芝生交流広場の外周道路にも600mの円形仮設路線を設置し長い距離と時間の乗車が楽しめたほか、常設路線と仮設路線との間には「渡り線」を設けるなど、特別な配線レイアウトとなっていた。運転された車輌は、地元にゆかりのある特急〈サンダーバード〉や富山ライトレール”ポートラム”7色編成をはじめ、N700系や300系新幹線、EH500形電気機関車、DF50形ディーゼル機関車、キハE130形気動車、小田急10000形、名古屋鉄道3400系、9600形やC62蒸気機関車、海外の蒸気機関車など多彩な顔ぶれが揃った。
19日(日)は午後から曇り始め、小雨が降るなど変わりやすい天候であったが、乗客は時折歓声をあげながら広大な芝生に吹く風を感じ、楽しいひとときを過ごしていた。なお、常設の「クロスランドおやべミニ鉄道」は、今年の春に乗車人数が10万人を達成するなど、地元に愛される人気の行楽スポットとなっている。