増永祐一(神奈川県)
上り勾配が連続する区間を力強く走り抜ける〈SLやまなし〉。‘10.5.29 中央本線 新府―穴山 P:増永祐一
DE10が先頭の〈DLやまなし〉。最後尾にはD51を連結。‘10.5.29 中央本線 新府 P:増永祐一
498号機にとって2年ぶりの山梨。区名札〔甲〕も2年ぶりである。‘10.5.29 中央本線 小淵沢 P:増永祐一
30日の運転では、ナンバープレートが青色地のものに変更された。‘10.5.30 中央本線 長坂―小淵沢 P:松嶋大暉
高崎車両センター高崎支所のD51 498は、4月29日の〈SL碓氷〉運転時から集煙装置と後藤工場式デフレクターを装着しているが(『Rail Magazine』2010年7月号も参照)、それらを装着した目的である列車が運転されている。
5月29・30日(土・日)の2日間、中央本線の甲府→小淵沢において快速〈SLやまなし〉が運転された。
編成は小淵沢方からD51+12系4輌+DE10 1698(いずれも高崎車両センター高崎支所所属)の都合6輌で、復路の小淵沢→甲府でも快速〈DLやまなし〉として営業運転が行なわれた。
中央本線での蒸機運転は、2008年4月に甲府→塩山で運転された〈SL山梨〉・〈SL山梨桃源郷〉以来となる。なお、JR東日本八王子支社のプレスリリースによると、甲府―小淵沢間では45年ぶりの蒸機運転とのこと。
運転にあたり〈SLやまなし〉のヘッドマークデザインは公募により決定され、2008年春期の「山梨デスティネーション・キャンペーン」開催時に登場したキャラクター”モモずきん”がD51に上るというイメージのデザインが採用された。ちなみに〈DLやまなし〉のほうはJR社員によるデザイン。
同列車運転時、小淵沢駅前の駐車場では関連する鉄道グッズや飲食物の販売ならびに乗馬体験が行なわれ、多くの観光客やレイル・ファンで賑わった。また運転初日は甲府・小淵沢の両駅で列車の出発セレモニーも開催されている。
同列車は6月5・6日(土・日)にも運転される予定。
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