※写真追加アリ※【オーバーホール前の特別企画】明治村の蒸気機関車が9号＋12号で重連運転

東野　誠（愛知県）・服部ひろみ（京都府）

9号を先頭に12号との重連運転は大きな注目が集めていた。

‘23.7.2　博物館明治村　SL名古屋～SL東京　P：東野　誠

緑豊かな森を、明治のSLが重連で駆ける。

最終運転後には2機を並べての撮影タイムが設けられた。

7年前の重連とは逆に、9号が先頭での運転。

‘23.7.2　博物館明治村　P：服部ひろみ（以上3点共）

　博物館明治村では、蒸気機関車12号に続いて蒸気機関車9号を2年かけてオーバーホールすることになり、2023年7月2日に当面最後の機会となる重連運転イベントが実施された。

　SL名古屋より3列車が背向き重連となり、9号を先頭に12号とともに力強い走りを見せてくれた。また、SL東京からはプッシュ＆プルのバック運転となった。

　2年間の休息前にその姿を写真に収めようと、多くのファンが訪れていた。（東野　誠）

　愛知県の博物館明治村では9号と12号の2機のSLが動態保存されているが、2023年7月2日はこの2機による重連運転が行われた。

　これは7月3日より9号が大規模修理査に入ることとなったため、9号の長期運用離脱前のイベントとして行われたもの。12号は4月に大規模修理が終了し3年半ぶりに復帰している。

　「SL東京駅」と「SL名古屋駅」を設置しその間を走行、通常は東京発が正方向であるが、7月2日は名古屋発を正方向、東京発を逆機で運行。13:15、13:50、14:25を重連で、その他の便は9号単機で運転され、1日で重連・単機・逆機の運行と3つの走行を見ることができた。

　約7年ぶりの重連運転とあって、早朝から多くのファンが駆け付けた。SⅬ撮影ポイントでの徐行や汽笛、重連運転最終便のあとに2機を並べての撮影タイムなど、精一杯のサービスで撮影者や乗車のファンにこたえていた。

　なお9号の大規模修理は、約2年の予定との発表である。（服部ひろみ）

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