阪神8000系8225編成、タイガース副標付きで東須磨行き特急に充当

小原正裕（兵庫県）

土休日には比較的珍しい、「特急　東須磨」とタイガース副票との組み合わせ。写真は8000系8225編成の大阪梅田方先頭の8225号。

東須磨行き特急の運用に充当後、上り東須磨22:35発の阪神神戸三宮行き普通で折り返す、8000系8225編成（写真は姫路方先頭車8226号）。既にタイガース副票は外されている。

‘22.9.11　山陽電気鉄道本線 西代（2点共）

 　阪神電鉄では、阪神甲子園球場でのプロ野球阪神タイガースの試合開催時に、直通特急、特急の運用に入る阪神車、山陽車の車掌台に阪神タイガースの副標を提出している。9月11日の日曜日はタイガースの試合がナイターで開催されたため、土休日は3本のみの東須磨行き特急に充当された8000系8225編成にもタイガースの副標が提出された。

　東須磨行き特急とタイガース副票との組み合わせは土休日ダイヤでは珍しい。これはタイガースの甲子園球場での試合が土休日はデーゲーム（例年3～6月頃）が多く、土休日の昼間は東須磨行き特急の設定がないことなどによる。

　今回撮影した東須磨行き特急は大阪梅田18:30発であるが、東須磨到着後、一時山陽の東須磨車庫に入庫している模様で、1日1本のみの東須磨22:35発の阪神神戸三宮行き普通で折り返すレアな運用となる。この普通運用は高速神戸で山陽と阪神の乗務員が交代する直通特急と同じもので、タイガースの副標は普通運用のためか外されている。神戸三宮到着後は回送となる。

　8225編成は1989年製で、2006年にリニューアルされ、中間車2両が一部転換式のセミクロス車となった。なお、8000系のリニューアル後の塗装は全車が上半部がプレストオレンジ、下半部がシルキーベージュという、9300系で採用された新塗装となっている。

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