185系

鉄道投稿情報局

阪急伊丹線で活躍する6000系2編成の近況

大手私鉄 2022.07.08

小原正裕(兵庫県)

まだしばらくは活躍が続くであろう6004×4R編成。

先頭車に密着連結器を装備している6008×4R編成。

‘22.7.1 阪急電鉄伊丹線 塚口(2点共)

  現在、阪急伊丹線では6000系の4連が活躍している。同線の4連はすべて宝塚線から転属しているが、それぞれ微妙な違いがある。写真の6004×4R編成は1979年製で、宝塚線時代に更新工事を受け、天井にスイープファンを設置の上、スイープファングリルは冷風吹き出しグリルとともに連続化され、車内の木目化粧板も取り替えた。座席仕切りがパイプ式なこと以外は同じ伊丹線で活躍する7000系アルミ車7034×4R編成に近い。

 一方の6008×4R編成は1980年製で、7000系登場後に新製された。冷風吹き出し口は原形のままで、補助送風機が設置されている。あとは6004×4R編成と同様に更新されている。塚口方先頭の6008は宝塚線時代10連運用があった名残で、転落防止柵を容易に設置するための手掛けのようなものが残る。この2編成は車齢は高いが、当分は伊丹線で活躍すると思われる。

編集部追記】6000系と7000系は外観はほぼ共通と言っても良いくらい類似しているが、6000系が抵抗制御、7000系が界磁チョッパ制御という点が最大の違いである。また、両系列とも鋼製車とアルミ合金車が存在する(アルミ車も塗装されているので見分けるのは困難)。

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