鉄道投稿情報局

阪急550形の先頭部分が大阪・吉川八幡神社で保存・展示

大手私鉄 2021.05.19

笹田昌宏(滋賀県)

移送中のアルナ輸送機用品に保管されていた阪急550形の先頭部分。

’21.4.26  岐阜県内 協力:アルナ輸送機用品

吉川八幡神社では、能勢電鉄1500系1552号(元阪急2100系)の先頭部分と並んで展示されている。

大阪府豊能町 吉川八幡神社 画像提供:吉川八幡神社

 1969年に引退した阪急550形のうち、トップナンバー車であるMc車550号は先頭部分のカット状態として岐阜県のアルナ輸送機用品の敷地内で保管されていた。しかしスペースの確保が困難となったことから有志による「阪急550形保存プロジェクト」が立ち上がり、2021年1月1日~3月31日にかけて無償譲渡先を公募。複数候補の中から大阪府豊能町の吉川八幡神社に譲渡することが決定し、4月26~27日にかけて陸送での移設が行われた。5月5日には同地にてお披露目もされている。

 なお、吉川八幡神社にはこれに先んじて能勢電鉄1552号(元阪急2100系)のやはりカットボディが保存されており、ちょうどこれと並べるようにして展示された。今後の維持管理のために「阪急550形を守る会」も結成されている。

 阪急550系とは、阪急戦後初の新車として宝塚線に投入された形式で、1948・51年に合計16両が導入された。当時の宝塚線の車両規格から15m級という小柄な車体が特徴であり、また製造元となったナニワ工機(阪急の100%子会社、後にアルナ工機と改称)としても製造第一号の電車であった。550号は廃車後、アルナ工機尼崎工場にて1両全体として保存されたが、同社分社化・尼崎工場閉鎖に伴い、前頭部のみとなって岐阜県養老町に本拠を置くアルナ輸送機用品(旧 アルナ工機養老工場)の所有敷地内で保存されていたもの。

 

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