藤原匡秀(東京都)
大宮駅貨物13番線を出発するハエ72編成。ここは川越線地上回送線の出発線も兼ねている。
‘19.2.18 川越線 大宮
JR東日本では、今年1月25日に大宮総合車両センターに入場した、川越車両センター所属の八高・川越線用で元・東京臨海高速鉄道70-000系の209系3100番代ハエ72編成が、同センターにて検査を終えて2月18日に出場した。同編成の編成番号札は、ハエ71編成と同様に白地で、材質もプラ板ではなく、厚紙に「72」と数字を印刷した簡易なものであるとみられることから、同編成も今後しばらくは予備編成として運用されるものと思われる。
なお、同編成も先頭2輌(クハ209・208-3102)と中間2輌(モハ209・208-3102)とでは製造年が異なるため、先頭2輌は指定保全(冷房装置と一部機器のみ)、中間2輌は車体保全(従来の全般検査相当)と検査内容が異なっている模様である。これは、先頭2輌の種車は70-030と70-039で、中間の2輌は70-027と70-028であり、前者はりんかい線の元03編成の先頭車(製造年月日:1996年3月15日)で、後者は同線元02編成の2・3号車(製造年月日:1995年12月6日)であるためと思われる。