185系

鉄道投稿情報局

【鹿児島市】新型車輌7500形 搬入と試運転を実施

その他私鉄 2017.03.06
冨吉郷太(鹿児島県)

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鹿児島市の谷山港で1泊し”新居”への移送を待つ7500形2輌。
‘17.2.26 鹿児島県鹿児島市 谷山港

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係員による確認と誘導により初の鹿児島市電の軌道をゆく7501号。
‘17.3.1 鹿児島市交通局 高見馬場

 鹿児島市交通局では、9年ぶりの新型車として7500形2輌が導入されるが、同車の輸送が2月24日から開始された。
 輸送行程は製造元であるアルナ車両を24日に出発し、航路(うりずん21)を利用し、25日14時に鹿児島市七ツ島の谷山港へ入り、そのまま同港で貨物コンテナを「コ」の字に並べた特設の保管場所で、警備員を常駐させる体制で1泊を過ごした。

 鹿児島市上荒田町にある車輌基地への搬入は、27日0時から1輌ずつ行われた。基地ではトレーラーの荷台から下ろす際、予め設置しておいた10メートル程のスロープを使って約30分かけてレールに車輌を載せ、1輌につき約1時間半で搬入を終えた。なお、2015年に移転した現在の車輌基地へ車輌搬入はこれが初めてとなった。

 その後、初めての試運転が28日23時30分から翌3月1日2時30分の間に行われた。同型初の試運転には7501号が充当され、最終営業電車入庫後の23時37分に同基地を出庫し、電停や縁石などとの接触がないかを確認しながら実施していたが、その際乗降口扉はほぼ開口した状態となり係員が小まめに乗降を繰り返し確認と誘導を行う光景が見られた。

 なお、同局では路線がループ状になっている箇所(高見馬場~郡元~鹿児島中央駅前~高見馬場)があるため、運用上、日々編成の向きが変わる。そのため、7500形では搬入に際し、最初の試運転時に出庫口側の運転台が7501号がA台、7502号がB台となるようにしてあえて向きを逆にする形で納車し、試運転に備えていた。また試運転は、谷山線の郡元南側~谷山間を除く全線で実施された。また7502号の初の試運転は3月1日から翌2日の同時刻において行われている。

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