宮島昌之(石川県)
遠距離からの撮影となったが、EF81 27がEF81 627に改番されているのがわかる。‘12.5.21 富山機関区(敷地外公道より撮影)
ブロック式のナンバープレートが付けられた同機。切り抜き文字ナンバーは過去のものに。‘12.5.21 富山機関区(敷地外公道より撮影)
『Rail Magazine』2012年7月号(通巻346号)にも速報されているように、改番が続いている富山機関区のEF81だが、そのうち注目の初期型で切り抜き文字ナンバー車のEF81 27が、EF81 627に改番されているのを確認した。
5月21日(月)、かなり離れた公道より富山機関区構内を確認したところ、パンタを下げ留置されている同機の姿があり、エンド側及びサイド側(双方とも確認及び写真撮影できたのは片方だけだが)には、新たにブロック式のナンバープレートが取り付けられ、その上にEF81 627と文字が置かれていた。使用されている文字は太い書体で、これまで改番を受けた機関車と同じ500番代タイプと同様に見えた。
また、サイド側のナンバープレートの四方に色の塗り直し部分があることから、ナンバープレートの取り付けは、同様に改番を受けた他の機関車に見られるような鋲やネジによる方法とは異なり、溶接で取り付けているものと考えらる。
さらに、エンド側のナンバーの両端から左右に伸びる飾り帯が、双方とも改番される前より見た目やや短くなっている(中央寄りが削られている感じ)ようで、ナンバープレート取付の準備として実際に削ったか、あるいは車体と同じ色で塗りつぶしたものと考えられる。
今後、EF81 28やEF81 33が改番を受けた場合、同様の施工をするものと考えられ、富山機関区の実稼動機から切り抜き文字ナンバー車が消滅することになりそうだ。
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