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鉄道投稿情報局

【JR西】JR高岡駅 橋上駅舎および自由通路が完成

JR西日本 2011.09.01
宮島昌之(石川県)
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新たに建てられた自由通路の南口側、「瑞龍寺口」。
‘11.8.28 北陸本線 高岡

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橋上駅舎および自由通路「全面供用開始記念式典」の様子。
‘11.8.28 北陸本線 高岡

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代表的な民衆駅のひとつであった高岡ステーションビルは、解体・建て替えが予定されている。
‘11.8.28 北陸本線 高岡
 富山県高岡市の玄関口JR高岡駅では、橋上駅への改築と南北を結ぶ隣接の自由通路建設を進めていたが、このたび共に完成を迎え、2011年8月28日(日)より全面供用が開始された。
 地元報道によると工法の改善により工期短縮が実現できたとのことで、当初予定より約4ヶ月早く供用開始を迎えている。
 自由通路と南北二つの入口にはそれぞれ愛称が付けられ、自由通路は「万葉ロード」、北口は「古城公園口」、南口は「瑞龍寺口」と呼ばれることとなった。
 同日の午後には、新しい橋上駅舎改札前で「全面供用開始記念式典」が執り行なわれ、式典の最後に出席者の手で、それぞれの愛称が記された「くす玉」を割り完成を祝った。また記念イベントとして、”忍者ハットリくん列車”の見学会や、「ミニ万葉線アイトラム」乗車体験、茶会、名産品販売などが行なわれている。
 「瑞龍寺口」や自由通路の外観は、共に大きな窓が特徴の明るい雰囲気になっているが、「古城公園口」は旧駅舎の北口改札跡を通って駅前に出る「仮設通路」の扱いになっている。今後は「高岡ステーションビル」の解体・建て替えが予定されており、平成23年末以降解体予定とのことから、それまではこの扱いが続くものと思われる。
 また駅の橋上化に伴ない、改札口や切符販売の窓口(みどりの窓口)が1ヵ所に集約されたほか、各所にエスカレーターやエレベーターを設置し、各ホームの一角には空調が備わった「待合室」が設置された。
 8月28日(日)現在、構内南口側にあった転車台の周りには囲いが設置され、重機の姿も確認することができた。現在も工事中の模様で、おそらく転車台は既に解体されたものとみられ、「高岡ステーションビル」と共に国鉄時代の面影がまた姿を消すことになる。

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