大久保広樹

1000番代特徴の排風孔が取り外される瞬間。同機の解体は、2026年6月1日から開始された。中央東・篠ノ井線の新たな主役、E131系200番代が初めて松本地区試運転に向かう姿の見送りが最後の仕事となった。

2026年5月に配給輸送されたE131系200番代は、6月に入り松本地区試運転に向かった。その姿を1053号機が見送る。EF64 0番代は、中央本線・篠ノ井線では、ローカル客車も牽引した。1053号機は0番代の仲間達に、E131系200番代の登場を伝えるのだろう。
‘26.6.1 長野総合車両センター(2点共)

1972年の国鉄映画「蒸気機関車~その100年~」に抜擢され、大正当時の姿に復元された9646号。熱烈な歓迎で迎えられたが、愛護会員の高齢化で維持活動は困難、台風19号による浸水被災もあって傷みが目立つ。鉄道車両を恒久的に保存維持することの難しさを、改めて実感させられる。長野市による修繕の動きを、地域復興のシンボルとして期待したい。
‘26.6.1 長野県長野市 旧豊野公民館
本欄でお伝えしたEF64 1001に続き、EF64 1053の解体が進んでいる。ロクヨンの日、6月4日現在、車体上部が姿を消した。同機は1982年10月28日、国鉄最後の新製電気機関車として長岡に配置。2015年EF64 0番代を置き換える形で高崎に転属、イベント・工臨等で活躍した。2025年5月14日長野に廃回、2026年5月27日解体線へ入った。
皮肉なことに、5月26日の地元新聞に、旧豊野町保存のSL 9646号修繕が報じられた。同機は1972年5月26日に熱烈な歓迎で迎えられたが、愛護会員の高齢化、令和元年台風19号で浸水被災し、傷みが目立つ状態だった。ELとSL、明暗が大きく分かれたと言える。
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P:大久保広樹
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