大森瑛人
2024年3月のダイヤ改正で見納めとなる八王子発着の「成田エクスプレス」。
「あずさ」「かいじ」は停車しない国分寺にも停車。
‘24.3.2 中央本線 国分寺（2点共）
吉祥寺にも停車していた「成田エクスプレス」。
‘24.3.2 中央本線 吉祥寺
東京駅で大船行（前方1～6号車）と、八王子行（後方7～12号車）に分割され、それぞれの目的地へ向かう。
‘24.3.1 総武本線 東京
新ロゴで多摩川を渡る「成田エクスプレス3号」。
‘24.3.10 中央本線 日野～立川 P：大森岳人
〔参考画像〕2021年3月のダイヤ改正で高尾駅から姿を消した「成田エクスプレス」。
‘21.3.7 中央本線 高尾 P：大森岳人
〔参考画像〕富士急行線河口湖まで入線し、189系との撮影会でも共演した「成田エクスプレス」。
‘14.11.9 富士急行河口湖線 河口湖 P：大森岳人
〔参考画像〕特急「マリンエクスプレス踊り子」で伊豆急下田まで乗り入れたE259系。
‘14.7.20 伊東線 伊東 P：大森岳人
特急「成田エクスプレス」への中央本線（新宿－八王子間）の運行が、2024年3月16日のダイヤ改正で終了となる。成田エクスプレスは1991年3月より253系を使用して、成田空港～横浜・大船、新宿・池袋へ運行開始された。
定期列車では、1998年に池袋発着の列車の一部が東北貨物線経由で大宮まで、また1999年からは新宿発着の列車が1往復中央本線高尾まで延長運転され、2010年に2往復に増発された（夜間に高尾まで続行で2本走り、早朝に成田空港へ続行で2本向かう）。
高尾までの列車は、新宿以西では途中、吉祥寺、三鷹、国分寺、立川、八王子と、「あずさ」「かいじ」も停車しない吉祥寺、国分寺にも停車したのが特筆される。
2009年よりE259系が導入され、定期列車の延長運転で、大船から鎌倉・横須賀や、新宿から富士急行線河口湖までも、多客期に延長運転された。2019年3月より、中央本線E353系による「富士回遊」が運行開始されたと同時に、E259系「成田エクスプレス（8・41号）」の河口湖入線は終了している。
その後コロナ渦の影響により、E259系「成田エクスプレス」は朝夕を除き運休する期間もあった。
2021年3月ダイヤ改正では中央本線高尾発着の2往復が八王子発着に運行区間短縮、2022年3月ダイヤ改正では大宮・池袋発着の列車も新宿発着に運行区間短縮された。
2024年3月16日のダイヤ改正で、銚子・房総方面の特急における255系の定期運行が終了し、「しおさい」に新たにE259系が充当される。このため、2023年より順次、E259系の外装を変更、「SERIES E259」のデザインに変更されている。
E259系においては、東京～伊豆急下田間での「マリンエクスプレス踊り子」の運行経緯もあり、伊豆急行線や富士急行線も運行した同車も、今後も関東各地区での活躍が期待される。
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P：寺尾武士
