大久保広樹

2台の重機によって吊り上げられるDD16 11の主機関。チビロクはこのエンジンで、小海線33.3‰の勾配や飯山線の豪雪に挑み続けてきた。DE10のようにアフリカの大地を走る夢も実現しなかった。

2026年のJR長野鉄道フェスタでDD51 842と撮影可能な位置に留置されたDD16 11。思えばJR東日本関係者のお別れ配慮だったのかもしれない。背景は臨時しなの号で長総入区の383系。長野配置でデビューした初代振子式381系をよく知る11号機、最新の385系の姿を見せてあげたかった。

ところで、気になるお召機DD51 842は、10月16日庫外から庫内へ入換られた。この日、既報の消防大学校に一時搬入されたモハE216-2080が解体され、入換経路から、空いた庫へ入ったと推定される。211系0番代の動きを観察していた際の偶然で、詳細は不明だが、保管され、将来の保存につなげて欲しいと願うのは私だけではないだろう。
‘26.10.29 長野総合車両ベース。(3点共)
簡易線無煙化のため1972年、国鉄長野工で1,2号機が製造されたDD16。65両が四国を除く全国で活躍。11は同年9月8日長野配置、10月に飯山線等が無煙化した。JR化後も和式客車、シュプール号、レール工臨等を牽引したが、客車廃止、キヤE195系導入等で役目を終えた。2021年10月23日の飯山駅展示後、12月27日廃車。2026年10月26日に解体線入換、29日9時30分に車体上部は姿を消した。保存を願うも費用の壁は厚い。長野での兄貴7号機の動態保存に取り組まれる若桜鉄道にエールを送りたい。本年の長野では、EL・DLが解体される一方、豊野のSL9646は修復へ。この点は別稿で伝えたい。
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