185系

鉄道投稿情報局

【臨時普通列車は211系のみ!】「第78回諏訪湖祭湖上花火大会」開催にともなう臨時列車運転【過去写真も多数掲載】

JR東日本 2026.08.18NEW

大森岳人

2026年8月15日に1本だけ、E257系5000番代OM-91編成を使用して上諏訪~長野間に直通運行された、特急「ほのか」。

‘26.8.15 中央本線 上諏訪  P:大森瑛人

特急「あずさ74号」に充当するため、松本へ回送されるE257系5000番代OM-91編成。

‘26.8.15 中央本線 上諏訪~下諏訪

特急「あずさ74号」で新宿へ向かうE257系5000番代OM-91編成。この後、新宿から特急「ほのか」に充当するため、回送で上諏訪へ戻ってきた。

‘26.8.15 中央本線 下諏訪~上諏訪

上諏訪駅で交換する普通列車211系。N601編成1536M松本発小淵沢行(左)と、N307+N317編成9521M茅野発岡谷行(右)

 

大月発441Mに充当された211系N608編成。本来長野行だが、松本止まりで折返し臨時列車運用に充当された。

‘26.8.15 中央本線 上諏訪(2点共)

塩尻発茅野行き臨時9526Mに充当されたN320+N314編成。2026年は、種別表示は「普通」に統一され、「臨時」表示は掲出されなかった。

‘26.8.15 中央本線 上諏訪~茅野

2019年8月15日の上諏訪駅。2016~19年、2023年は南武線からもE233系が応援に駆け付けた。

‘25.8.15 中央本線 上諏訪

1996年8月15日の松本駅。201系が東京からやってきて、当日限りで松本~富士見をピストン輸送した。

‘96.8.15 篠ノ井線 松本

1997年8月15日の青柳駅。足回りは異なるが、ほぼ「同期」の119系と201系が顔を並べた。2013年頃までは飯田線の車両も、花火大会増発列車として青柳、富士見まで延長運転していた。

‘97.8.15 中央本線 青柳

2007年9月7日、諏訪湖での新作花火大会臨運行の日。長野総合車両センターへ廃車回送されたT110編成。四季彩を除き、善光寺平から松本へ戻って来た唯一の201系で、「上諏訪」「ナイアガラ」「スターマイン」のサプライズの方向幕を掲出した。

‘07.9.7 篠ノ井線 稲荷山~姨捨

 2026年8月15日、長野県の諏訪湖で「第78回諏訪湖祭湖上花火大会」が開催され、多客対応のため多数の臨時列車が運転された。

 特急列車では、E353系12両編成による特急「諏訪湖花火大会号」が、例年同様、上諏訪16日0:30~新宿5:00(途中停車駅:八王子、立川)で運行。また、E257系5000番代OM-91編成9両を使用した特急「ほのか」が、上諏訪15日21:50~23:30長野(途中停車駅:下諏訪、岡谷、塩尻、松本、明科、篠ノ井)で初めて運行された。

 お盆終盤の土曜日でもあり、E353系の臨時特急「あずさ」も多数増発運行された他、新宿10:04~松本13:08で「あずさ83号」、その折返し「あずさ86号」が松本17:22~新宿20:30でE257系5000番代OM-93編成を使用して運行。また、「あずさ74号」が松本14:11~新宿17:18で、同OM-91編成を使用して運行され、新宿到着後上諏訪まで回送のうえ、前述の「ほのか」に充当された。

 特急「ほのか」は、上諏訪~長野間の片道1本のみ新設された。JR東日本車による松本~長野間を結ぶ特急は、現在はE353系による特急「信州」が平日に運行されているが、過去にはE257系9両による特急「風林火山」が、甲府-長野間(松本-長野間は快速)に運行されたこともある。

 なお、「ほのか」の由来は、「花火大会の終演後、静かな余韻や線香花火の最後の輝きをイメージした」ものと案内され、実際花火大会終了時には、今回花火を打ち上げた9社の紹介とともに、静かな余韻だった。

 茅野・富士見・小淵沢〜岡谷・塩尻・松本間で増発運転された臨時普通列車には、今年は豊田車両センター所属E233系が使用されず、長野総合車両センター211系N編成を使用し6両編成を中心に運転された。

 2025年に引き続き、高尾17:18発小淵沢行きをそのまま9473Mとして長野22:17着まで延長運転するもの(2025年は八王子始発)や、「あずさ60号」(上諏訪発20:33)以降に東京方面へ当日中に帰還できる、岡谷20:35発(上諏訪20:47発)高尾23:32着の臨時普通列車(小淵沢~高尾は定期列車)が運行された。

 2024年の中央線快速電車のグリーン車挿入に向けたダイヤ改正で、朝ラッシュが落ち着く午前11時以降のE233系の大月乗り入れが増え、逆に長野総合車両センター211系の大月以東入線が減り、211系の車両運用に余裕があったためか、2026年は211系だけで臨時普通列車は確保できたものと思われる。

 1995年に、武蔵小金井電車区の201系が多客対応のため富士見~上諏訪~松本間列車増発に信州に入線した際は大きな驚きだった。2008年からE233系にバトンタッチした後も含め、東京の車内広告のまま信州入りし、ピストン輸送後は深夜~未明に帰区、翌朝には中央線快速電車の運用に就くというケースもあった。

 201系は115系に比べ大きな輸送力を確保できたため、大会終了後に「あずさ」「かいじ」の183系9両(グレードアップ車を含む)も、上諏訪~甲府、上諏訪~松本の臨時普通列車が走った時期もあったが、こちらは消滅した。

 2026年秋からはE131系200番代の稼働も始まる。今回普通臨時列車は211系だけの臨時運用は今回のみとなったが、2027年以降も首都圏から車両を動員してまでの運行にはならないこととなると、諏訪湖祭花火大会の一つの風物詩が幕を閉じたものと思われる。

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P:大森岳人

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