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鉄道投稿情報局

金沢駅在来線ホームの駅弁店閉店により同ホームでの売店が消滅

JR西日本 2023.10.29

宮島昌之(石川県)

唯一在来線ホーム上で営業していた売店、老舗料亭の「大友楼」が手掛ける駅弁店が閉店した。

‘23.10.27 北陸本線 金沢

2023年7月30日をもって営業を終了した「セブン-イレブン・キヨスク金沢駅在来ホーム北店」上屋の撤去工事が行われていた。

‘23.10.26 北陸本線 金沢

 金沢駅在来線1番・2番ホームで営業していた老舗料亭の「大友楼」が手掛ける駅弁店「在来線大友楼売店」が2023年10月18日をもって営業を終了した。

 既報の通り同ホームには、かつて「セブン-イレブン・キヨスク金沢駅在来ホーム北店」および「セブン自販機」もあったが、双方とも2023年7月30日をもって営業を終了している。「在来線大友楼売店」の営業終了により、在来線ホーム上にある売店は全て消滅したこととなる。この件も「2024年春の北陸新幹線敦賀延伸開業を考慮しての撤退?」と考えられる。

 金沢駅の「大友楼」の売店は、北陸新幹線側の11番・12番ホーム上では引き続き営業しているほか、改札を出て駅高架下の「金沢百番街」にある「大友楼 金沢百番街あんと店」でも営業中である。

 北陸新幹線と在来線特急(サンダーバード・しらさぎ)などとの相互乗り換え利用の場合に、「大友楼」の駅弁を購入希望する利用者は、スケジュールを立てる時点で乗り換えの時間を充分考慮したい。

 途中下車が可能な乗車券を所有し時間に余裕がある場合は、面倒でも一旦改札を出て「金沢百番街」にある「大友楼 金沢百番街あんと店」を利用してもよい。

 なお、北陸新幹線・在来線乗換改札に通じる在来線改札内中2階コンコースの、「セブン-イレブン・キヨスク金沢駅在来中2階店」は現在も営業中である。

 パン・サンドイッチなどの軽食、菓子、コンビニコーヒー、酒類、ちょっとしたお土産などの購入を希望する方は同店で購入可能だが、来春の北陸新幹線敦賀延伸開業後も営業を続けてくれるのか、福井駅や富山駅と同様近いうちに在来線改札内での売店無しの駅になってしまうのか、今後の動向に注目したい。

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P:宮島昌之

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