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鉄道投稿情報局

長期留置されていたDE11 1034が廃車回送

JR貨物その他私鉄 2022.01.25

原田大輔(大阪府)

水島臨海鉄道のDD200₋601に牽引され、廃車回送されるDE11 1034。

‘22.1.22 水島臨海鉄道港東線 東水島~水島

 2022年1月22日、長い間留置されていた岡山機関区のDE11 1034が廃車回送された。

編集部追記】当日は、3093列車のDE10 1750次位で東水島まで回送され、その後水島臨海鉄道DD200-601の無動力次位で倉敷貨物ターミナルまで回送された。

 DE11 1034は、国鉄民営化時にJR東日本が継承し、長年宇都宮運転所に配置されていたが2013年に廃車。その後、JR貨物に譲渡され岡山機関区配置となり、安治川口駅や広島地区各駅での入換動車として活路を見出していた。その時点で岡山車としては既に希少な国鉄色をまとう1両でもあった。2018年度以降は検査切れとなり、2019年度内に廃車となったようだが、その後も長く構内に留置されていた。

 なお、DE11形はDE10形をベースに開発された入換専用機で、旅客列車を牽引することがないため蒸気暖房装置を持たず、また重連総括制御装置も装備しない(故に端梁がスッキリしている)。DE10形自体も本線運用よりも入換運用が多い現代においては、両形式が共用される場面が多くなった。

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