能勢電鉄「国鉄前線廃止40周年記念」のヘッドマーク

小原正裕（兵庫県）

編成前後で異なるヘッドマークで、写真の1705では50または60形のカラー画像があしらわれている。

‘21.12.21　能勢電鉄妙見線 川西能勢口

　能勢電鉄では、今年2021年が通称・国鉄前線の廃止40周年であることを記念し、1700系にオリジナルヘッドマークを提出して12月20日から運転を開始した。

　国鉄前線とは、川西能勢口～川西国鉄前間0.6kmの通称で、本来は妙見線に属していた区間。末期には完全に独立した運行で、単行の50形・60形によって運転されていたほどの閑散区間だった。川西能勢口駅付近の再開発によって1981年12月に廃止となった。

　ヘッドマークが取り付けられているのは1700系1755×4Rで、川西能勢口方先頭の1705と妙見口方先頭の1755とではデザインが異なるものとなっている。2022年1月末頃までの提出予定で、その後、2～3月には5124×2R編成に付け替えられる。