185系

鉄道投稿情報局

クルーズ船「にっぽん丸」入港の金沢港で、W7系W19編成が陸揚げされる

JR西日本 2022.06.05

宮島昌之(石川県)

大型観光クルーズ船「にっぽん丸」の後方で陸揚げされるW726-519(10号車)。

‘22.6.3 石川県金沢市 金沢港クルーズターミナル「ひゃくまんごくマリンテラス」(展望デッキより撮影)

船倉から吊り上げられるW725-419(9号車、写真左上)。普段大きく見えた貨物船も、「にっぽん丸」と並ぶとその大きさに圧倒され、小さく見えてしまう。

‘22.6.3 石川県金沢市 金沢港(公道より撮影)

 北陸新幹線向けのW7系W19編成が日立製作所笠戸事業所で製造され、7~12(グランクラス)号車の6両が海路により貨物船3隻(1隻に2両ずつ)で金沢港へ輸送、2022年6月3日に陸揚げが行われた。今回陸揚げされた6両は所属基地の白山総合車両所へ向け順次陸送するものとみられ、また残りの1~6号車の6両も今回同様貨物船で輸送されるものとみられる。

 2024年春(2023年度末)に予定される敦賀延伸開業に伴い増備される編成のうち、日立製作所笠戸事業所での製造は既報のW14編成に続き2本目。川崎車両製と合わせても、まだW15編成とW16編成が姿を見せておらず、どのメーカーが製造を担うのか興味深いところ。

 なお、陸揚げされたこの日、日本を代表する大型観光クルーズ船「にっぽん丸」が「金沢港発着輪島花火クルーズ」のため金沢港に入港しており、新幹線車両と大型クルーズ船を一緒に見ることができたことで、コロナ禍からの回復の期待を強く感じる特別な日になった。

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