しなの鉄道S9編成（台鉄色）に、小学生デザインヘッドマークを取付

大久保広樹（長野県）

しなの鉄道と台湾鉄路管理局の田中駅が姉妹駅協定5周年。小学生がデザインした記念のヘッドマーク取り付けて運行。

‘23.2.18　信越本線 安茂里～長野

　しなの鉄道の田中駅が、台湾鉄路管理局に同じ漢字の田中駅がある縁で、姉妹駅協定を締結して5周年となるため、地元田中小学2年生デザインの記念ヘッドマークが、115系台鉄色S9編成に取付けられた（2023年2月20日まで）。デザインには「友好提携5th」等と描かれ、地元ニュースで、実際に生徒たちが田中～軽井沢間で同編成に乗車したことが報じられている。

　普段は鉄道利用の機会が決して多くない子供たちに、将来の利用者となってもらうため、しなの鉄道に親しむ貴重な機会になった。

　また、台鉄色115系は、前面から見ていると、修学旅行色167系を彷彿とさせる色合い（※鉄道博物館にモックアップを展示）。この台鉄色S9編成が、今回修学旅行ならぬ遠足に使用されたことは、面白い偶然であったと感じる。