根室本線でキハ54形による団体臨時列車「くしろ号」運転

鈴木一雄（北海道）

車両は線内の普通列車と同じキハ54だが、特製ヘッドマークとサイドボードだけでも特別感が醸し出されている。

‘22.11.27　根室本線 音別

　2022年11月27日、根室本線の音別〜厚岸間で団体臨時列車「くしろ号」（釧路臨港鉄道の会主催）が運転された。経路は釧路〜音別〜釧路〜厚岸〜釧路で、車両は釧路運輸車両所の花咲線向けのキハ54 514だった。

　前面幕は団体を表示、前後で異なる特製ヘッドマークに、海側山側でデザインの違うサイドボードが掲示された。普段走ることのない根室本線西線から花咲線への直通運転、しかも釧路以西にキハ54形が入線するのは春のダイヤ改正以来とあり、希少な運転機会となった。また、根室本線西線内のかつての信号場「旧波若信号場」跡（現状は跡形もない）に特別に臨時停車したのもポイントだ。

　釧路、白糠、厚岸駅では、それぞれの駅長が出迎えて歓迎してくれたのが、とても嬉しい心遣いだった。

■関連記事
◆【JR北海道】H100形「釧網線ラッピング」「花咲線ラッピング」、運行開始！

P：鈴木一雄