鉄道ホビダス

2020年6月アーカイブ

■「私鉄の103系」と呼ばれた車両  東武8000系は、東武の主力通勤車として1963〜1983年まで長きにわたって製造された。この製造期間は国鉄103系とほぼ同じであり、製造輛数も私鉄車輌としては最大の712輌を数え、「私鉄の103系」と...
■令和に残る私鉄型EL最後の楽園、三岐鉄道ED45  三岐鉄道の主力電気機関車で現在9輌が在籍しているが、出自により細分化されている。ED451〜453は三岐鉄道の全線電化に合わせ、1954年に製造された。なお、三岐鉄道の電気機関車右運転台...
■譲渡車が今も活躍、キハ20  国鉄型気動車で車齢50年を越えるのはDMH17系エンジンを搭載したグループで、すでにJRの線路上からは姿を消している。しかし、その中でもキハ20に限ればひたちなか海浜鉄道、水島臨海鉄道に譲渡車が在籍し、現役で...
■特雪仕様の老兵、DD14  ロータリー除雪機関車のDD14形は主に「特雪」と呼ばれる積雪量が特に多いときの除雪作業用の機関車として登場した。それまでは「キマロキ」と呼ばれる除雪列車を仕立てて除雪作業を行っていたが、これを1両で実施できるよ...
■近郊型電車のパイオニア、113系初期車改造の415系  国鉄型電車ではJR西日本七尾線で運用している415系800番代が50年越えとなる。  七尾線は1991年に直流電化されたため、交流電化区間の金沢に直通可能な交直流電車が必要となった。...
■栄光のブルトレ牽引機「EF65 501」  現存する国鉄型電気機関車で最古参となるのはJR東日本高崎車両センター所属のEF65 501、通称"Pトップ"だ。1965年6月20日の新製で、車齢は54年となる。なお、PトップのPはPassen...
■蓄電池車と非電化区間のこれから  JR東日本のEV-E301に続きJR九州も福岡近郊の非電化路線で蓄電池車の導入を計画し、2012年に817系改造の蓄電池車の試運転を行った。その後、2016年に筑豊本線でBEC819系がデビューした。 ▲...
■蓄電池電車の導入とその工夫  NE Trainの試験成果をもとに開発されたEV-E301系電車が、蓄電池電車の実用第一号となり、2014年に烏山線にデビューした。 ▲JR東日本EV-E301系"ACCUM" 営業用として初めての蓄電池電車...
■蓄電池式電車の誕生  電車のエネルギー源は電気であるから「電池」を用いて電車を走らせよう、という考えはごく自然といえる。しかし、電車の運転のためには、短時間で大電流を放電できる性能が必要であるだけでなく、高い安全性も求められるのが現実であ...
■ハイブリッド機関車からはじまる入換機関車の新時代  シリーズ式ハイブリッド式車輌の大きな特徴として、ディーゼル発電・蓄電・走行などの各システムをモジュール化したことにより基本設計を共通化できるという点があげられる。JR貨物もこのコンセプト...
■シリーズ式ハイブリッド車の真価を発揮した入換機関車HD300  JR貨物は、老朽化が進む入換用の機関車の更新を視野に、2010年にハイブリッド式ディーゼル機関車HD300形を開発した。HD300形はJR東日本などで普及していたシリーズ式ハ...
■JR各社ハイブリット式気動車とその展望  一方JR西日本では、豪華クルーズトレイン「Twilight Express 瑞風」用87系にシリーズハイブリッド方式を採用している。ディーゼルエンジンは JR東日本と同型のものを編成中4輌に2台ず...
■ハイブリッド車のパイオニア、JR東日本とその軌跡  JR東日本が2003年に登場させた試作車キヤE991形は、日本最初のハイブリッド式気動車と言うべき存在である。電気機器は基本的にE231系を踏襲し、電動機も車体も電車に準拠したものが採用...