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ホバークラフトが消える

 
MV-PP10
 地元紙の報道によれば、大分市内と大分空港の間を結ぶ大分ホーバーフェリーの航路が10月末で休止、事実上廃止されることとなったそうだ。かつては国鉄宇高航路でも「海の新幹線」のキャッチフレーズで急行便として就航していたホバークラフトだが、現在ではこの大分ホーバーフェリーの航路が日本唯一の存在であり、これでホバークラフトの定期航路は日本から消えることになってしまった。
 大分空港内の専用航送路のS字コーナーを、まるでドリフト走行のように船体を斜めにして駆け抜け、水煙とともに別府湾上へと飛び出していく、あの勇姿がもう見られないかと思うと、残念でならない。

 
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県営渡船とともにレイル・ファンにも馴染みのあるのが高岡市伏木と射水市六渡寺(中伏木)を結ぶ「如意の渡」だ。

万葉線が軌道線に入って一つ目の駅、中伏木で下車。以前来た時は軌道線に沿ってJR貨物新湊駅の小ヤードがあったが、線路は新設された高岡貨物駅まで短縮されてしまい、完全に更地になってしまっている。

線路から数メートル、海辺にまるでバス停のような無人の待合室がある。これが六渡寺側の「如意の渡」の乗り場だ。

時刻表は15分毎だが、乗客がいなければ欠航となるようだ。運賃は大人200円。万葉線の「万葉線・如意の渡し一日フリー乗車券」でも乗船可能。対岸には伏木駅があるので、万葉線~氷見線の連絡にも便利だ。

やおら対岸から小さな船がゆらゆらとやってきた。

その名も「如意の渡し丸」。県営渡船に比べるとかなり小さいが密閉式(?)の客室とベンチが置かれた露天甲板が備わる。渡しの他に伏木港内の遊覧もやっているそうで、港湾好きの方にはお勧め。

伏木側の乗り場は詰め所や出札口もある。昔懐かしい記念撮影用のパネルもある。なんで弁慶と牛若丸かというと…。

実はこんな由来があるそうだ。

なのでこんな像もある。

歩いて数分のところに氷見線の伏木駅がある。以前来た時は結構大きなB-B型のDLが貨物の入れ換えをやっていたが、今日はなにやら閑散とした雰囲気が…。

どうやら貨物列車の出入りはなくなってしまったようで、広いヤードにはロータリーを付けたモーターカーがポツンと取り残されていた。 2009.4.17作成

 

岩瀬浜から出発した「ライトレール接続線」のバスは、途中から鯰鉱泉、四方と、かつての射水線の駅名のバス停を通過する。29年前、ブラスバンドが電車を見送った射北中学校前の線路跡には桜が咲き誇っていた。

県営渡船の堀岡発着場は、射水線があったころから変わりない。地鉄のバス停は今も「新港東口」である。
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越の潟からフェリーが到着する。1966年、富山新港建設のため、堀岡~越の潟間の道路橋と地鉄射水線は分断され、翌1967年から渡船が運航されるようになった。その後、射水線が廃止された経緯は、RMライブラリー107『富山地鉄笹津・射水線』に詳しい。

ロシア語も併記された待合室の時刻表。以前は有料であったが、現在は運賃無料である。電車と道の代替であったから、かつては24時間運航であったが、現在は深夜帯は代替のジャンボタクシーが港を迂回する形で運行されている。

この日の船は1987年製の「こしのかた」(46総トン)。自動車は乗れない。「県営」(正式には富山県富山新港管理局船舶課)なので、中央には富山県のマークが付く。


堀岡を出港。海辺を見ると、一つ目の橋脚で切断された道路橋と、その手前に小さな橋脚が残っている。切断された射水線の跡であろう。

先ほどから背景にも写り込んでいたが、この両岸を結ぶ、というより遥かに飛び越えるような「新湊大橋」の建設が進んでいる。その大きさたるや想像を絶するもので、完成すると日本海側最大規模の斜張橋となるらしいが、完成した時、渡船はどうなるのだろうか。徒歩での移動には渡船の方が便利なように思えるが…。

約770m、5分で越ノ潟に到着。

駅に行くと万葉線の電車が到着。駅の掲示を見ると、4月18日から5・6本目のMLRV1000形「アイトラム」が就役するそうで、そうなると原則ほとんどの列車がアイトラムでの運行となるそうだ。ひょっとするともう乗ることができなかも知れないデ7074に乗って、次の航路に向かうことにした。

ナッチャン、横浜を出港

 
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28日からの横浜への親善訪問を終え、帰路につく「ナッチャンWorld」。7日13時、横浜ベイブリッジスカイウォークより。

ナッチャン、横浜に現る

 
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大さん橋に接岸する「ナッチャンworld」。背後に見えるのはもちろん「青森」ではなく「横浜」ベイブリッジ

 昨年11月に惜しまれつつ休航となった青森~函館間の高速フェリー「ナッチャンworld」が28日10時過ぎ、横浜に来航しました。これは函館開港150周年記念事業の一環として、同じく開港150周年を迎える横浜港への親善訪問とのこと。3月7日までの滞在中、2日(10~16時)、3日(14~16時)には大さん橋において船内の一般公開が予定されているほか、6日にはクルーズ運航も予定されています。
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独特の舳先の向こうには氷川丸とマリンタワーが。

2009.3.1作成

ナッチャンで渡道した日

 
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6月初旬、函館に行くのに飛行機もトンネルも使わず、青森駅から港へ。岸壁に着くと、遠くからでもそれとはっきり分かる船影が近づいてきた。東日本フェリーが世に問うた世界最大級の双胴型高速フェリー、ナッチャンReraだ。これに乗りたかった。
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さすが大型トラックの積載もできるだけあって、近づいてくると予想以上に大きく、先鋭的な姿に圧倒される。
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久しぶりに行くフェリーターミナルはこの船に合わせて空港を小さくしたような専用のものが新設されていた。
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アルミ合金製という船体は、なぜか後部だけは地色?が鈍く輝く。
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高速船だが後部にだけ露天甲板がある。16時45分、13便青森発。
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陸奥湾上で先行の「びるご」を抜き去る。
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まるで滑るように北上することちょうど1時間、津軽海峡上で函館発14便の兄弟船が離合する。今年5月に就航したばかりの新造船「ナッチャンWorld」だ。(今度乗るときはあっちにしよう…)と思ったのだが…。
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あたりが暗くなり始めたころ、見覚えのある山とドックのクレーンが見えてきた。18時45分函館着。「青森-函館、魔法の2時間」。そうCMでうたうこのフェリーが今、原油高騰の波の前に消えようとしているのは、本当に残念でならない。

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