鉄道ホビダス
  • TOP
  • 台車近影
  • 春の富山の渡船を巡る② 如意の渡と伏木駅

春の富山の渡船を巡る② 如意の渡と伏木駅

 
tym30.jpg
県営渡船とともにレイル・ファンにも馴染みのあるのが高岡市伏木と射水市六渡寺(中伏木)を結ぶ「如意の渡」だ。

万葉線が軌道線に入って一つ目の駅、中伏木で下車。以前来た時は軌道線に沿ってJR貨物新湊駅の小ヤードがあったが、線路は新設された高岡貨物駅まで短縮されてしまい、完全に更地になってしまっている。

線路から数メートル、海辺にまるでバス停のような無人の待合室がある。これが六渡寺側の「如意の渡」の乗り場だ。

時刻表は15分毎だが、乗客がいなければ欠航となるようだ。運賃は大人200円。万葉線の「万葉線・如意の渡し一日フリー乗車券」でも乗船可能。対岸には伏木駅があるので、万葉線〜氷見線の連絡にも便利だ。

やおら対岸から小さな船がゆらゆらとやってきた。

その名も「如意の渡し丸」。県営渡船に比べるとかなり小さいが密閉式(?)の客室とベンチが置かれた露天甲板が備わる。渡しの他に伏木港内の遊覧もやっているそうで、港湾好きの方にはお勧め。

伏木側の乗り場は詰め所や出札口もある。昔懐かしい記念撮影用のパネルもある。なんで弁慶と牛若丸かというと…。

実はこんな由来があるそうだ。

なのでこんな像もある。

歩いて数分のところに氷見線の伏木駅がある。以前来た時は結構大きなB-B型のDLが貨物の入れ換えをやっていたが、今日はなにやら閑散とした雰囲気が…。

どうやら貨物列車の出入りはなくなってしまったようで、広いヤードにはロータリーを付けたモーターカーがポツンと取り残されていた。 2009.4.17作成

2009.8.4追記
如意の渡しは頭上に建設が進んでいた伏木万葉大橋の完成に伴い、8月2日限りで廃止された。

このweb上のすべての画像は個人でお楽しみになる以外の使用はできません。