順光の上淀川橋梁で、最後の国鉄型「こうのとり」を
2015.10.12
中司純一(兵庫県)
【ガイド】福知山電車区の381系は引退まであとわずか。福知山線・山陰本線の有名撮影地は、どこも381系の最後の姿を追いかける人で混みあっているが、東海道本線下り列車の有名撮影地であるここ「上淀川橋梁」なら、キャパシティが大きいので、余裕を持って撮影出来る。陽の短い季節は、早朝の光線が良く、「こうのとり」なら当地を8時08分(平日は8時10分)頃通過する3001Mと、9時06分頃通過する3003Mの光線が良い。作例は3001M。順光の時間帯では、「こうのとり」の他に、下り外側線を走る「サンダーバード」「スーパーはくと」「はまかぜ」の他、新快速電車が併せて撮影出来る。作例は、やや見上げアングルだが、橋梁手すりが気になる場合は、堤防上から出来るだけハイアングルで撮影すれば良い。しかし、それでも車輌下回りと手すりとの干渉は、完全には避けられない。
【レンズ】45mm
【アクセス】徒歩なら、大阪市営地下鉄中津駅が最も近い。大阪・梅田駅からでも、徒歩約30分。大阪・梅田駅から中津方面に北上、梅田貨物線を潜り、地下鉄の地上出入口を目標に。新御堂筋を越えれば、淀川左岸堤防への跨道橋に至るので、堤防道を通り、東海道本線東側へ移動する。堤防周辺の路上駐車は、周辺の迷惑になるので、車利用の場合は、天六寄りにあるコインパーキングを利用のこと。
【国土地理院1/25,000地形図】大阪西北部
【注意】撮影に際して、鉄道用地・私有地などに無断で立ち入ること、近隣の住民に迷惑をかける行為、危険な行為、違法駐車、ゴミの投げ捨ては絶対に行わないでください。マナーを守って鉄道趣味を育てていきましょう。