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DT12(クモハ40054) 写真:2007.6.3 青梅鉄道公園 高橋一嘉
1932(昭和7)年に登場した鉄道省モハ40系電車(17m級のモハ33・34を含む)から採用されたもので旧称はTR25。DT11(旧称TR22)までの釣合梁式を止め、客車用のTR23と同じく軸ばね式とした。戦前型20m級国電の代表的な台車であり、以後、モハ42系やモハ51系にも採用されたほか、関西急電モハ52系用のものには特にコロ軸受が採用されDT12A(旧称TR25A)に区分されている。戦後は本格的にコロ軸受を採用したDT13(旧称TR35)に発展、モハ63(後の72系)などに採用された。
写真は青梅鉄道公園に保存されたクモハ40054が履いているもの。
軸距:2500mm 車輪径:910mm 軌間:1067mm
軸箱支持:軸箱守(軸ばね) 枕ばね:板ばね
鉄道博物館に収蔵される蒸気機関車C51に代わって青梅鉄道公園に搬入されたクモハ40054。 2007.6.4作成
参考文献
『ガイドブック 最盛期の国鉄車輌1 戦前型旧性能電車』浅原信彦
(2004年 ネコ・パブリッシング)
『RM LIBRARY60 美しき半流国電-40・51系電車』長谷川 明
(2004年 ネコ・パブリッシング)