FS056(T台車/クハ8111)
軸距:2300㎜ 車輪径:860㎜
軸箱支持:ミンデンドイツ 枕ばね:空気ばね
堂々たる鋳鋼製台車枠が印象的な東武鉄道8000系のミンデン台車。住友金属製。東武形式はTRS-62M/-62Tを名乗る。8000系は1963(昭和38)年から20年間に亘って実に712輌が製造された通勤電車だが、この内1974(昭和49)年までに製造された編成はこの台車を履いた。また、急行「りょうもう」用として1969(昭和44)年に誕生した1800系も、同系で軸ダンパ付きのFS356D/056D(東武形式TRS-62MD/62TD)を1973(昭和48)年製の増備車まで採用し、その改造車である300・350系でも引き続き使用されている。写真は東武博物館所有の動態保存車8111編成のもの。
2012.9.26 南栗橋車両管区春日部支所 P:RM(高橋一嘉)
2005.12.30作成 2014.12.9更新
参考文献
「住友金属の台車25」鈴木光雄(『鉄道ピクトリアル№476』所収/1987年 電気車研究会)
『私鉄の車両24 東武鉄道』飯島 巌・卓はじめ・諸河 久(2002年 ネコ・パブリッシング)
台車のさくいん
メーカーによる形式 鉄道事業者による形式
東武鉄道の台車