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LH 写真:2007.2.4 横浜市電保存館 高橋一嘉
1936(昭和11)年に製作された横浜市電1100形電車の履く汽車会社製台車(車体は梅鉢車輌製)。当時の汽車会社製台車のいくつかに見られる個性的な外観の台車枠は、鋳鋼製の軸箱守をコの字形の溝型鋼やL字形の山形鋼で組み立てたもので、軽量化を意図していたようだ。このLH形は九軌(九州電気軌道=後の西鉄北九州線)でも採用されているが、いずれも現役の車輌はいない。
写真は市電保存館に保存されている横浜市電1104号のもの。なお、西鉄北九州線100形電車のLH形台車の写真は『復刻版 私鉄の車両9 西日本鉄道』に収録されている。
軸箱支持:軸箱守(軸ばね) 枕ばね:板ばね
市電全廃から35年を経た現在も7輌の電車が美しい状態で展示されている横浜市電保存館"トラムポート"。
横浜市電保存館ホームページ:http://www.kyouryokukai.or.jp/ciden/
2007.3.11作成
参考文献
「台車のすべて(10)」吉雄永春(『鉄道ピクトリアル』87号所収/1958年 鉄道図書刊行会)
『市電廃止記念出版 ちんちん電車 ハマッ子の足70年』(1972年 横浜市交通局)
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これまでに収録した路面電車用台車
これまでに収録した横浜市交通局の台車
Brill79E LH FS568 SS124 SS024