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愛知環状鉄道が1988(昭和63)年の開業時に投入した100・200・300形電車のM台車(200形の履くT台車はND-708A)。国鉄DT50系をベースとした円錐積層ゴム式軸箱支持のボルスタレス台車で、牽引装置はZリンク式を採用している。100・200・300形電車は愛知万博終了後、2005年11月のさよなら運転を最後に愛知環状鉄道から引退したが、えちぜん鉄道に譲渡されモハ6001形、6101形となって活躍を続けており、台車も引き続きND-708を履いている。
写真はえちぜん鉄道モハ6108のもの。
軸距:2100㎜ 車輪径:860㎜
軸箱支持:円錐積層ゴム式 枕ばね:空気ばね(ボルスタレス)
写真:2006.3.19 福井口 高橋一嘉
勝山駅で顔を揃えたえちぜん鉄道6101形。愛環時代と基本的な造形に変更はないが、塗色の変更とスカートの取り付けで印象は大きく変わり、すっかり“越前”の電車になっている。 2006.3.31作成
参考文献:
『日車の車輌史 写真・図面集-台車編』
日本車両鉄道同好部・鉄道史資料保存会(2000年 鉄道史資料保存会)