TS-332T(連節部/T台車)
東急世田谷線の300系電車の台車。300系は1999年の登場だが、台車は一足早く1994年から開始されたデハ70、80形の足回りの更新に合わせて製作されたものである。東急車輛製の軌道線用台車としては阪堺電気軌道向けのTS-331(モ701形)に続くもので、形態的にもこれに近い。デハ70、80形は1輌にM台車(2個モータ)+T台車の組み合わせで履いていた。
連節車となった300系への転用に際しては編成両端がM台車、連節部がT台車とされ、M台車はVVVF制御化のため主電動機を換装、合わせてアルミナ噴射による増粘着装置が取り付けられている。
軸距:1600㎜ 車輪径:660mm
軸箱支持:軸箱守(軸ばね) 枕ばね:コイルばね
写真:1999.6.23 東急車輛製造 RM
大先輩、デハ200形の塗装をまとって活躍中の301号。 2005.11.9 松原-山下 高橋一嘉
東京急行電鉄300系:RailMagazine192(1999年9月)号参照
2006.4.3作成