N-104T(T台車/Tc1)
軸距:1400mm 車輪径::610mm
軸箱支持:軸箱守(軸ばね) 枕ばね:エリゴ
1961(昭和36)年に登場した札幌市電の"親子電車"M101+Tc1の台車。610mmの小径車輪を使用し、軸距も1400mmとコンパクトにまとめられている。まくらばねにはエリゴを使用。M台車は1コモータ1軸つり掛け駆動。ラッシュ時に増結されたTc1は純粋な制御車ではなく、実際には台車はM+Tの組み合わせである。
"親子電車"は1組のみに終わったが、続いて登場した連接車A800形、A810形には同系のN-104Aが使用された。
現在は1輌で使用されるM101号。相棒のTc1号は交通資料館に展示されている。 2011.2 P:高橋一嘉
参考:新千歳空港のM101風のモニュメントが編集長啓白で紹介されましたが、これは本物のM101号の運転台。
参考文献
『日車の車輌史 図面集-戦後私鉄編』『日車の車輌史 写真・図面集-台車編』
日本車両鉄道同好部・鉄道史資料保存会(1998・2000年 鉄道史資料保存会)
2011.12.15作成
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札幌市電 ブリル79E改 N-104 N-104T TS-309
路面電車