鉄道ホビダス

その16 青森 ラブリッジ

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宇野が出たついでではないが、青森駅のすぐ近くにも可動橋がある。入江のようになった連絡船の旧第一岸壁付近の沖側に架けられた遊歩道の一部がそれで、八甲田丸が展示されている旧第二岸壁の可動橋の真横に位置するので、ちょっとややこしい。
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この橋、一見ただの斜張橋のようだが、実は橋自体が長手方向に水平移動する日本では珍しいもので、「引き込み式」とか「引き込み橋」と呼ばれる。完成は新しく1993年だそうだ。
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よく見ると橋の裏側に橋が移動するレールと牽引用のワイヤーが伸びている。なぜ跳開橋ではなくあえて引き込み橋を採用したのだろうか、ちょっと気になるところだ。
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現地には可動橋の動作により通行止めになる場合がある旨の注意はあるが、可動橋であることを「売り」にするような掲示などはないようので、可動橋であることを気づかない方も多いのではないだろうか。
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この可動橋は旧第一岸壁側への船の出入りのためのものだが、日常的に出入りする船はないようだし、フェリーのような大型船が通れる大きさではないので、港内の作業などで必要な時だけ開けるものなのだろう(冬季通行止めとの情報もあるので、時期によっては開けっ放しのこともあるやも知れぬ)。(つづく)

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