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7月24日から営業運転を開始した銚子電鉄2000形に、遅ればせながら乗車してきました。26年振りに見る動く「グリーン車」は、京王帝都時代からの利用者にとってはちょっと感動。前サボ受けもよいアクセントになっています。
銚電2000形は2輌編成2本。2001(伊予822←京王帝都2070)+2501(伊予852←京王帝都2575)がグリーン、2002(伊予823←京王帝都2069)+2502(伊予853←京王帝都2576)がイオンの広告ラッピングになっています。このうち外川方のTc車(2501・2502)は京王時代のサハを伊予鉄時代に先頭車化した「5000系顔」ですが、意外にもグリーンが似合っています。
「グリーン車顔」ともいうべき湘南スタイルのMc車の台車は2輌とも東急車輛製のTS-307。伊予鉄転入時に組み合わされた井の頭線1000系(もちろん初代)のものです(ちなみに京王デハ2010形のオリジナルの台車は日立製のKH-14A)。
Tc車が履く台車は京王線時代からのものですが、各々形式が異なります。これはグリーンの2501が履く東急車輛製TS-321A。
一方、イオンカラーの2502が履くのは日車製NA-318T。前者に比べると曲線的な、柔らかな形状です。ちなみにTc車の2形式とも空気バネ台車、これは銚子電鉄ではお初です。
南平-平山城址公園...ではなく君ヶ浜付近を快走する2001。車齢50年近くの電車とは思えない美しさです。
2010.8.26作成
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これまでに収録した京王電鉄関連の台車
これまでに収録した伊予鉄関連の台車
これまでに収録した銚子電鉄関連の台車
雨宮板台枠改 FS316 TS-307 TS-321A NA-318T