鉄道ホビダス

鹿島鉄道跡バス専用道開通

 
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2007年4月に廃止された鹿島鉄道の跡地の一部がバス専用道に転換され、8月30日に開通しました。現在発売中の『新・消えた轍4』では建設中の模様が掲載されていますので、こちらでは完成後の様子をご紹介しましょう(以下小さな画像は拡大可)。
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石岡駅は鹿島鉄道があった時代と同じく、西側のみに駅舎がありますので、鹿島鉄道の代替バスである「かしてつバス」も、鹿島鉄道のホームがあった駅東側ではなく、西側駅舎に隣接したバスターミナルに発着。関東鉄道系の関鉄グリーンバスの運行ですが、このような専用カラーのバスも運用されています。
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石岡駅を発車する「フレッシュひたち」と、バス専用道から出てきた「かしてつバス」。専用道の入口は常磐線上野方の一つ目の踏切を越えたところで、ここには一つ目のバス停「石岡一高下」が設けられています。また旧石岡駅構内は現状更地のままで、専用道化されていません。
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バス専用道はバス以外は通行止めで、歩行者も入れません。入口はバス通行時以外は遮断機が下りています。ではバスに乗ってみましょう。
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常磐線から別れて築堤を登っていくあたり。主な交差点にはバス道への一般車進入を防ぐ遮断機がありますが、このように細かいところはこのように標識のみです。
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旧鹿島鉄道で一つ目の駅だった石岡南台駅。この駅のみ何故か上下のホームが残されていますが、もちろんバスは路面から乗降します。跨線橋も残されていますが通行止め。代わりに横断歩道が設けられています。
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駅跡のバス停名には「駅」が付きます。
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道幅は一車線ですが、交換用の退避スペースはこのように停留所以外でも随所に設けられています。
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石岡南台駅の東隣に設置された大谷津南停留所。旧鹿島鉄道時代、石岡〜四箇村間の駅は石岡南台、東田中、玉里、新高浜の4つでしたが、バス専用道では9つの停留所が加わりました。
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東田中駅。駅跡付近に上屋を鋭意建設中です、。
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玉里駅。こちらも上屋を建設中。
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新高浜駅で石岡行と交換。鉄道時代は交換できませんでした。
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このように緑の中を走る区間も。
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そしてバス専用道の終点、四箇村駅。唐突に専用道は途切れ、バスは並行する国道に出て行きます。
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終点方から見た専用道の入口。そして振り返ると...
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草蒸した廃線跡が続いています。この先常陸小川駅まであと2km延長する計画があるそうです。
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今回バス専用道となったのは石岡〜四箇村間5.1km。この数値は鹿島鉄道時代の駅間距離と同じですが、実際には旧石岡駅構内は専用道になっていないので、現実には若干短いものと推測されます。ちなみに、この道路は名鉄岡崎市内線跡や富山地鉄射水線跡のような民有の専用道ではなく、石岡市・小美玉市の市道という扱いだそうで、そこをバス専用として交通規制して、関鉄グリーンバスが運行する、いわゆる「上下分離方式」とのことです。

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