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NS-14A(7102) 写真:2007.11.19 西大寺町 高橋一嘉
NS-14は1959(昭和34)年に登場した秋田市交通局(秋田市電)200形201号用として製造された台車。一体鋳鋼製台車枠、主電動機は1基を外掛け。駆動方式は吊り掛け式ながら当初は弾性車輪を装備していた(現在はスポーク車輪に変更)。『日車の車輌史』によれば同年増備された202号用のものは「側受が強化され枕ばね覆い上に左右動ストッパゴムが付いた」とのことで、NS-14Aに区分されている。外観上は枕ばね上に見える2本のボルトが識別点のようだ。
200形は1966(昭和41)年の秋田市電廃止後、2輌とも岡山電気軌道に譲渡され1000形となり、1981(昭和56)年に7100形に更新された。写真は7102号が履くNS-14A。
軸距:1400mm 車輪径:660mm 軌間:1067mm
軸箱支持:軸箱守(軸ばね) 枕ばね:コイルばね
2007.12.22作成
参考文献
『日車の車輌史 写真・図面集-台車編』
日本車両鉄道同好部・鉄道史資料保存会(2000年 鉄道史資料保存会)
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