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FS78A(592号) 写真:2006.9.23 朝倉 高橋一嘉
FS78A(221号) 写真:2006.9.23 鏡川橋 高橋一嘉
1957 (昭和32)年に岐阜市内線用として登場した名古屋鉄道モ590形電車の台車。当時の住友製路面電車用台車に多く見られた一体鋳鋼製台車枠を持つコイルばね台車で、原形式のFS78は同時期に登場した伊予鉄道モハ50形(59〜61)用である。駆動方式は吊り掛け式。
モ590形は2005年の美濃町線廃止によりモ591・592およびモ593の台車のみ(車体は豊橋鉄道モ3100形の台車と組み合わされ旧美濃駅に保存)が土佐電気鉄道に譲渡され、モ593の台車はそれまでOK-14を履いていた200形221号に組み合わせられている。
軸距:1400mm 車輪径:660mm 軌間:1067mm
軸箱支持:軸箱守(軸ばね) 枕ばね:コイルばね
いの町と高知市の境、咥内坂を登る592号。 写真:2006.9.23 宇治団地前-咥内 高橋一嘉
OK-14からFS78Aに履き替えた221号。 写真:2006.9.23 高知城前 高橋一嘉
2007.9.25作成
参考文献
「住友金属の台車34」鈴木光雄(『鉄道ピクトリアル№495』所収/1988年 電気車研究会)
LINK
路面電車関連の台車
土佐電気鉄道の台車
名古屋鉄道関連の台車