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OK18-I 写真:2007.3.31 京急ファインテック久里浜事業所 RM(中村 建)
個性的な外観が印象的な京浜急行電鉄1000形電車のOK18-Iです。昭和20年代後半から30年代にかけて川崎車輌(現・川崎重工)が開発・製造した軸梁式台車、通称OK台車は、関東地方でもいくつかの会社に納入されましたが、その中で圧倒的に最多数だったのが京浜急行電鉄でした。
OK18系はまず1956(昭和31)年に登場した600形(旧700形)に採用されたのち、1958(昭和33)年に登場した初代1000形(旧800形)でも採用されました。両系列とも東急車輌製のグループは東急製の台車(TS-303/TS-310系)を履き、また1971(昭和46)年製以降の1000形は共通設計のTH-1000Tになりましたが、600・1000形の台車としては強く印象に残るのは、やはりOK18系なのではないでしょうか。
写真は京急ファインテック久里浜事業所(旧京急久里浜工場)に保存されている1961(昭和36)年製のOK18-I。「1070」のプレートがついていますから、デハ1070が履いていたものでしょうか。
軸距:2100mm 車輪径:860mm 軌間:1435mm
軸箱支持:軸梁式 枕ばね:コイルばね
2007.4.24作成
参考文献
『復刻版 私鉄の車両18 京浜急行電鉄』
飯島 巖・花沢政美・諸河 久(2002年 ネコ・パブリッシング)
LINK
これまでに収録した京浜急行電鉄関連の台車
2HE OK-18I TS-310B TH-700K TH-2100AM