TR231(クハ200-16/前位側)
TR231(クハ201-16/後位側)
1981(昭和56)年に登場した国鉄201系量産車の台車。1979(昭和54)年登場の試作車に使用されたDT46X・DT46Y/TR231X・TR231Yはダイレクトマウント構造の空気ばね台車であったが、量産車のDT46/TR231では同じく空気ばね台車ながらDT32/TR69系などで実績のあった大径心皿方式によるインダイレクトマウント構造に変更されている。基礎ブレーキ装置はM台車は踏面片押し、T台車はディスクブレーキ。なお、201系は増備途中に「軽装車」と通称される仕様変更がなされ、台車も軸ばねがエリゴばね化されるなどの変更を受けたため、軽装車の台車はDT46B/TR231Aと区分されている(DT46Aは203系用のM台車)。
軸距:2100mm 車輪径:860mm
軸箱支持:円筒案内式 枕ばね:空気ばね
写真:2007.2.3 青梅 高橋一嘉
快速東京行きが待つ終着駅青梅に到着する豊田電車区青3編成の後ろ姿。
2007.2.4作成
参考文献
「201系(量産車)の概要」石津一正(『鉄道ピクトリアル』395号/1981年 鉄道図書刊行会)