‘22.09.06 中央本線 新宿 P：高田尚樹
（今日の一枚より）
11月下旬より、鉄道各社は大みそかの終夜運転や、新年の臨時運転などについて続々と発表された。初詣や正月の移動手段として鉄道を考えている人にとって、通常運転とどの程度変わるのかは、関心事のひとつではないだろうか。ここでは2023年末から2024年正月にかけての各社の動きをまとめたので確認されたい。
・終夜運転は6社で実施、JRではJR東日本のみ
終夜運転を実施するのは、JR東日本、京成電鉄、京王電鉄、名古屋市交通局、近畿日本鉄道、京阪電鉄の6社。
首都圏では、JR東日本、京成電鉄、京王電鉄の3社。JR東日本では、山手線、京浜東北線、中央・総武線各駅停車など7路線で実施する。また初日の出鑑賞・初詣に便利な臨時列車の運行が予定されている。京成電鉄の終夜運転では、京成上野～京成成田間で座席指定のシティライナー（成田山開運号）が1往復運行されるほか、京成上野～京成成田・押上～京成金町で普通列車が運転される。なお「シティライナー」には、成田山開運号のヘッドマークを掲出する。京王電鉄では、新宿～高尾山口駅間で各駅停車を60分間隔で運行するほか、臨時座席指定列車「京王ライナー迎春号」を運転する。
（京成電鉄プレスリリースより）
名古屋市交通局では、上飯田線を除く地下鉄各線で、終夜運転を実施する。近畿日本鉄道では、奈良線・大阪線など8路線で終夜運転の実施が予定されている。さらに伊勢方面へ臨時特急列車「ひのとり」の運行が予定されている。京阪電鉄では、京阪線と石清水八幡宮参道ケーブルにおいて終夜運転を実施する。大晦日終夜運転ヘッドマークを8000系に掲出して運行するほか大晦日終夜運転のプレミアムカーに乗車した方限定に「京阪電車プレミアムカー オリジナル和紙メモ(非売品)」をプレゼントする。
▲ヘッドマーク
▲京阪電車プレミアムカーオリジナル和紙メモ（非売品）
（京阪電鉄プレスリリースより）
・年末年始には臨時列車が多数運転
JR西日本では終夜運転を実施しないが、終電以降、7路線で概ね3時頃まで臨時列車を運転する。JR四国でも大晦日から元日にかけて、高松駅・多度津駅～琴平駅間に初詣臨時普通列車を4本運転するほか、三が日に徳島～日和佐・牟岐駅間に上下各1本（のべ6本）の臨時特急列車 ｢やくおうじ号｣を運転する。
東急電鉄では、大みそかに終電後、東横線・田園都市線で臨時列車各1本の運行が予定されている。小田急電鉄は、元日早朝に、初日の出・初詣へのお出かけに便利な特急ロマンスカー「ニューイヤーエクスプレス号」の上下各1本運転する。
このほか様々な鉄道会社で増発や、臨時停車等が予定されている。年末年始にお出かけの際は、ぜひ事前に使用路線の予定を確認されたい。
なお、各社の動向はこちらでも確認できる。
