‘15.11.30 山手線 神田 P:武内 智
(「鉄道投稿情報局」より)
11月下旬より、鉄道各社は大みそかの終夜運転や、新年の臨時運転などについて続々と発表しています。初詣や正月の移動手段として鉄道を考えている人にとって、通常運転とどの程度変わるのかは、関心事のひとつではないでしょうか。ここでは2022年末から2023年正月にかけての各社の動きをまとめました。
・5社のうち、JR東日本のみ大みそかの終夜運転を実施
JR5社の中では唯一、東日本のみが終夜運転の実施を発表しています。実施路線は山手線、京浜東北・根岸線、中央線快速電車、中央・総武線各駅停車など首都圏の7路線で、青梅線で「武蔵御嶽神社初日の出号」を臨時列車として運行します。
一方、JR西日本は終夜運転としては実施しないものの、31日の終電以降3時ごろまで、神戸線や奈良線、大阪環状線などの7路線で臨時列車を運転するとのこと。
また、JR四国も金刀比羅宮初詣に便利な臨時列車を3年ぶりに運転するほか、薬王寺初詣に便利な臨時列車を徳島~日和佐・牟岐駅間に走らせることを発表しています。
・全体には縮小傾向の私鉄各社
いまだ続くコロナ禍においては、私鉄各社の考え方にも差があるようです。まず終夜運転を実施するのは京成電鉄、京王電鉄、名古屋市交通局、近畿日本鉄道、京阪電鉄、西日本鉄道。
一方で今年は東京メトロ、東京都交通局が終夜運転の中止を発表したほか、前年より引き続き実施を見送る会社も多くいます。
なお、終夜運転を実施しない(未発表を含む)私鉄は以下のとおり。
東京メトロ、東京都交通局、小田急電鉄、東急電鉄、京急電鉄、東武鉄道、西武鉄道、相模鉄道、ゆりかもめ、東京モノレール、名古屋鉄道、京阪電鉄、阪急電鉄・能勢電鉄、阪神電車、南海電鉄、大阪メトロ、泉北高速鉄道、福岡市交通局
年末年始にお出かけの際は、ぜひ事前に使用路線の予定をご確認ください。
なお、各社の動向はこちらでもご確認いただけます。