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特集・コラム

ディーゼルカーで行く 山陰本線木造駅舎モデリング探訪 Vol.2(工作編)

2021.01.01

scale 1:150(gauge 9mm)
modeling, text & photo:高橋 隆(RMM)

🔶前半の記事はコチラ!ディーゼルカーで行く!山陰本線木造駅舎モデリング探訪 Vol.1

 前編では、徒歩と鉄道を利用して山陰本線の各駅に建つ木造駅舎の数々を1日かけて見て回りました。こういった木造駅舎が場を占める駅といえば、旅情を掻き立てるのはもちろんのこと模型の題材としても貫禄十分、ぜひカタチにしてみたいものです。
 そこで後編では、訪問した4駅の中から1914年に駅舎が完成した「江南駅」をモチーフに選び、手頃なA4サイズのパネル上に走行可能なNゲージジオラマ(セクションレイアウト)として収め、それらしい雰囲気が出せるかを試してみました。

 

 かつて交通の大動脈を担った山陰本線には大きな駅が多く、江南駅もそのひとつとなっている。ホームの長さは約200mで、そのままNゲージサイズで作ると長手方向で最低1.33mにも及んでしまうため、A4サイズに収めるには空間を多少圧縮してやる必要がありそうだ。

■Let’s モデリング!

▲駅前広場から見た江南駅駅舎。スペースの都合上、ホームの幅や構内踏切へと続く通路を短縮させるアレンジは行なうものの、主役である木造駅舎は極力デフォルメを抑えて再現したいところ。

▲駅舎ホーム側には立派な上家が設置されている。いかにもなローカル線の駅といった雰囲気、とはいえ似た駅舎の製品なんて有るのだろうか…もちろん無かったので、やったことすらない「プラ素材でイチから作る」が半ば自動的に選択された。

■木造駅舎をフルスクラッチで1/150の世界に落とし込む!!

■いよいよ配置決め!!

■いよいよ仕上げへ!

■完成!!

▲着工から7日間で一応の完成を見せた、山陰本線江南駅モチーフのA4サイズジオラマ。同駅の目立つ要素をミニな空間にギュっと押し込んだ全体像に仕上がった。

▲目線を落とすと、そこには山陰の木造駅舎の風景が!!

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