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D-20(1006)
軸距:1400mm 車輪径:660mm
軸箱支持:軸箱守(軸ばね) 枕ばね:コイルばね
93輌が製造された都電7000形のうち、昭和30年に製造された7031〜7051が履いた台車。初期の7001〜7019が履いたD-18は台車枠が一体鋳鋼製だったのに対し、D-20ではプレス鋼板溶接組立となった(7020は直角カルダン駆動の特殊車で東芝製TT101、7021〜7030は1000・1100形の改造車で主にD-10を使用)。7052以降は改良型のD-20Aとなり、これは現在も荒川線で使用される7000形車体更新車に受け継がれている。
D-20を履いた7031〜7051は墨東地区から都電が姿を消した1972(昭和47)年までに廃車されたが、うち10輌は1970(昭和45)年に函館市電に譲渡され、1000形として再デビューしている。写真はもと都電7033号の函館市電1006号のもの。
函館市電1000形現役最後の1輌となった1006号。実に40年にわたって函館で活躍を続けてきたこの電車も今月限りで引退することになった。 2009.7.26 駒場車庫 P:高橋一嘉
参考文献
『日車の車輌史 写真・図面集-台車編』
日本車両鉄道同好部・鉄道史資料保存会(2000年 鉄道史資料保存会)
「都電7000形ものがたり」三田研慈(『鉄道ピクトリアル』593号所収 1994年 電気車研究会)
2010.3.22作成
LINK
これまでに収録した路面電車の台車
これまでに収録した東京都交通局関連の台車
これまでに収録した函館市交通局の台車 Brill21E-1 K-10 D-20 FS77A