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KL-11A(610) 2005.10.19 朝倉 高橋一嘉
土佐電気鉄道600形のうち、1959〜60(昭和34〜35)年に増備された610〜615号に組み合わされた日立製作所製の台車。KL-11に比べ揺れ枕が外吊りになった。土電600形のうち603〜606号は211〜214号のKL-21Aと同系のKL-21Eを履いていたので、増備によって台車形式の番号は若返ったことになる。写真は610号のもの。
軸距:1400mm 車輪径:660mm 軌間:1067mm
軸箱支持:軸箱守(軸ばね) 枕ばね:コイルばね
旭町三丁目に停車中の611号。1957年に登場した土電600形のうち621号までは自社工場で製作され、各メーカーの新形台車を組み合わせるという手法が採られた。 2008.2.19作成
参考文献
『世界の鉄道'73』(1972年 朝日新聞社)
『路面電車ガイドブック』東京工業大学鉄道研究部・著(1976年 誠文堂新光社)