1950(昭和25)年から21輌が製造された土佐電氣鐵道200形のうち、1954(昭和29)年に日立製作所で製造された211〜214号の4輌が履く台車である。車体こそ都電6000形に似たデザインの土電200形だが、台車に関してはこのKL-21A、さらに続いて登場した215・216・220・221号の履く川崎車輌製OK‐14と、2種の軸梁式台車を採用するなど、独自性が強い。また、後に登場した600形のうち1958(昭和33)年製の603〜606号も、自社若松町工場製の車体に同系のKL-21Eを組み合わせている。
写真は211号のもの。
軸距:1600mm 車輪径:660mm
軸箱支持:軸梁式 枕ばね:コイルばね
写真:2005.10.19 領石通 高橋一嘉
旭町三丁目に停車中の211号。
参考文献
『世界の鉄道'73』(1972年 朝日新聞社)
『路面電車ガイドブック』東京工業大学鉄道研究部・著(1976年 誠文堂新光社)
2006.3.18作成