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DT22D / JR西日本キハ47形“みすゞ潮彩”

 
281:DT22D
DT22D(キハ47 7003) 写真:2007.6.28 下関車両管理室 RM(K)

 DT22/TR51系台車はそれまでのDT19/TR49に代わる気動車用台車として電車用のDT21をベースに開発され、1957(昭和32)年登場のキハ55系増備車、翌年登場のキハ20系増備車から採用された、国鉄気動車用台車のロングセラーである。キハ58、35、45、そして40の各系列を中心に広く採用され、さらに国鉄末期にはその廃車発生品がキハ54などの新製気動車にも活用された。現在も全国各地で活躍している。
 このDT22Dは1977(昭和52)年に登場したキハ40系の動台車。キハ40系では、寒地向けには雪対策のため枕ばねに空気ばねを使用した新系列DT44/TR227(後に軸箱支持を円筒案内式としたDT44A/TR227Aに変更)が採用されたものの、暖地向けであるキハ40形2000番代およびキハ47・48形0・1000番代では引き続きDT22系が採用となり、形式はDT22D/TR51Cとされた。キハ40系では変速機に逆転ギアが内臓されたため、従来のような台車取り付けの逆転器が不要となり、軽量化が図られている。
 写真はJR西日本下関車両管理室のキハ47-7003“みすゞ潮彩”のもの。
軸距:2100mm 車輪径:860mm 軌間1067mm
軸箱支持:軸箱守(ウイングばね) 枕ばね:コイルばね

Train [misuzu-shiosai] for Sanin Line sightseeing of Yamaguchi. A 2007 appearance.
7月1日よりデビューしたキハ47形改造の観光用気動車“みすゞ潮彩”。山陰本線を中心に新下関〜仙崎間で運転されている。“みすゞ潮彩”について詳しくは7月21日発売のRailMagazine288号で紹介します。 2007.7.4作成

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これまでに収録した国鉄形式の気動車用台車
これまでに収録したJR西日本の台車

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