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FU-34は富士重工業製のレールバス“LE-Car”および“LE-DC”用のボギー台車である。初期のLE-Carは空気ばねを持つ1軸ボギー台車FU-30D/FU-30Tを履いていたが、後により車体長の大きいボギー車用として製造されたのがこのFU34系であり、1985(昭和60)年に製造された樽見鉄道ハイモ230-301号、明知鉄道アケチ1形から採用され、2001年製造の信楽高原鉄道SKR310形まで、このFU-34を履いた車輌が東北から九州に至るまで各地の第3セクター鉄道を中心に納入された。初期の車輌はすでに引退したものも多いが、名古屋鉄道キハ20形など海外に譲渡された車輌もある。
写真は1988(昭和63)年にのと鉄道に納入されたNT800形の動台車FU-34DD。
軸距:1800mm 車輪径:762mm
軸箱支持:軸箱守(軸ばね) 枕ばね:空気ばね
写真:1988.3.23 七尾 RM
登場時ののと鉄道NT800形。規格型車体がほとんどを占めるLE-DCの中にあって、パノラマカータイプの車体を持つNT800形は異色の存在であり、モーターショーなどで配布される富士重工のパンフレットにも鉄道部門の紹介写真として長らく使用されていた。現在は能登中島駅に保存されている。 2007.1.28作成
のと鉄道NT800形:RailMagazineNo.54参照