TS-838B(連節台車/T台車)
江ノ電“新”500形の台車である。原形式のTS-837、TS-838は1989年から開始された300形および初代500形のカルダン駆動化の際に採用されたもので、初代500形のものはTS‐837A、TS-838Aとして20形に転用された。新500形では2005年に引退した304+354が1991年から履いていたものを転用しているが、新500形は江ノ電初のVVVFインバータ制御を採用しており、端台車に装架される主電動機は三相かご型誘導電動機(60kW)に変更されている。これに合わせて電食防止のため台車各部の絶縁対策が施されている。台車枠に見える2枚の銘板は上が1991年の製造時、下が今回の改造に際してのもの。
軸距:1650mm 車輪径:860mm
軸箱支持:軸箱守(軸ばね) 枕ばね:コイルばね
写真:2006.3.24 極楽寺検車区 RM
江ノ島電鉄新500形:RailMagazine273号参照 2006.4.21作成