TS-805A(クハ5875)
京王帝都電鉄5000・5100系の台車。当初、5000系では東急車輛、日本車輌、日立製作所の3社の空気ばね台車が、また5070系(後の5100系)では2700系から流用されたコイルばね台車(後に空気ばね台車に交換)が使用され、増備による変更や交換も含め、さながら台車の見本市のような様相を呈していたが、5000・5100系ともに1967(昭和42)年登場の第16編成以降は東急車輛製に統一された。
このTS-804A(M台車)・TS-805A(T台車)は1968(昭和43)年登場の5000系第18編成、5100系第19編成から最終編成まで採用された台車で、写真は電動貨車となって残存していた5100系第25編成が解体を前に旅客車時代の姿に復元展示された際のもの。
軸距:2100mm 車輪径:860mm
軸箱支持:軸箱守(軸ばね) 枕ばね:空気ばね
写真:2004.11.14 若葉台検車区 高橋一嘉
参考文献
『復刻版 私鉄の車両17 京王帝都電鉄』
飯島 巖・森本富夫・荒川好夫(2002年 ネコ・パブリッシング)
2006.1.17作成